旅する管理人がフィリピンの孤島で過ごした日々の記録
by asiantyphoon
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宇宙船とカヌー
   「わたしは空を飛べないから あの星へは行けないから
    知りたくて知りたくてしようがない事が たくさんあっても
    絶対に答えが見つからない事は わかっているから
    わたしはこの船に乗って 旅に出ようと思います
    まっすぐに見える水平線の先には 空との境目が見えないから
    この小さな船が宇宙船になって いつか空を飛べるかもしれないから
    私はこの船に乗って 旅に出ようと思います」
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この島は内陸部を走る道路がありません。海岸線を走る道路もありません。
役場のある町で、荷物を運ぶための小さなトラックを2台見かけただけです。
人々は海岸線沿いに住み、他所へ出かけるときはバンカーボートという船を使います。
細長い船体の両脇に、あめんぼみたいに足を伸ばしている形の船です。
エンジン付のものから、手漕ぎのものまで、大きさは様々です。

大海原を船で走っていると、小さなバンカーボートで漁をしている人を見かけます。
手漕ぎの小さな船が大海原で波に揺られていると、その姿は本当に小さく見えますが、
この島の人々はどこまででもこの小さな船で行けるような気がします。

私も2人乗りの中古のバンカーボートを買いました。
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海へ漕ぎ出すと、そこは本当に静かで、
海と空の広さに圧倒され、自分を取り巻く世界の大きさを痛感し、
自分の小ささを確認できます。

海から見る島々は、海抜ゼロメートルから見上げると、
その大きさに圧倒され、
やはり自分の小ささを確認できます。


いつかこの船に乗って、遠い世界へ旅立てたらと願っています。
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# by asiantyphoon | 2008-02-11 23:46 | 宇宙船とカヌー
島の生きもの
b0114259_18265886.jpgなんという名前の猿でしょうか。
小さな子猿が、従業員宿舎わきの木の上で飼われています。

この島ではよく子猿を飼っている人を見かけます。
親猿は人間に捕まると食べられてしまう為、
迷子の子猿が多いそうです。
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近づくと、キーキー泣き叫びます。
でも、バナナをあげたら大人しくなりました。

この島の内陸部はジャングルになっている為、
人間は海岸線沿いに暮らしています。

ジャングルにはきっと色んな生きものが暮している事でしょう。
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# by asiantyphoon | 2008-02-10 18:35 | 島の生きもの
花とチョコレート
「空の鳥をよく見なさい。種も蒔かず、刈り入れもせず、倉に納めもしない・・・
 野の花がどのように育つのか、注意して見なさい。働きもせず、紡ぎもしない・・・
 栄華を極めたソロモンでさえ、この花の一つほどにも着飾ってはいなかった。」

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いま、この島は花の季節です。
ブーゲンビリヤやハイビスカスといった馴染み深い花々に加え、名前も知らない木々も
一斉に花を咲かせています。

いままでジャングルだと思っていた裏山が、実はカシューナッツ畑だという事を
つい先日聞かされ、驚きました。
そのカシューナッツの木も、いま白い小さな花で着飾っています。
何もない島では、この小さな花々が一際かわいらしく咲いています。
花が咲いているせいでしょうか、以前に比べて虫や小鳥も増えたような気がします。
なんだかみんな楽しそうです。
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少し前から、考えてる事があります。
それを秘かに「花とチョコレート運動」と名付けました。
柄にも無い事を言って・・・と思われると恥ずかしいし、
こんな島でパソコンを使っている身ですので、人にはあまり言えません。

簡単な事ですが、常に家の中に花を飾り、チョコレートを置いておくというものです。
花を眺め、チョコレートを食べるということを最大の喜びとして、
それ以上の贅沢は極力しない。ただそれだけの事です。

そんな生活で満足できたら、なんだか生きているのがもっと楽しくなるのではないかと
考えました。

「足るを知りて、人を思いやる。」
昔、偉い人が言った言葉だそうです。
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# by asiantyphoon | 2008-02-10 16:02 | 花とチョコレート
教会と躍る人たち
朝、目が覚めると、雨の音が静かに聞こえていました。
長い時間船の上で揺られていたように、からだと頭が揺れています。

一昨日から始まったバランガイ(行政の最小単位)のお祭りで、昨夜は真夜中まで
みんなと酒を飲み、ディスコナイトを楽しみました。
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私の住んでいる所は、一応バランガイという行政単位で構成されていますが、
元々海辺に数件の家しかなかった場所です。
裏手は道もないジャングルで、人々は魚を獲って暮らしていました。
そこに私の勤めている真珠貝養殖の会社が漁場を作るためにやってきて、
他所から移り住んだ従業員たちによって少しずつ大きくなっていきました。

住民の増加に伴い、ようやくコミュニティが形成され始め、
集めた寄付金で教会とデイケアセンター(保育所)ができました。
今回のお祭りは、その完成を祝うものであり、このバランガイ初めてのお祭りです。

ここではお祭りを「フィエスタ」と呼びます。
バランガイ毎にフィエスタがありますが、この島のフィエスタは、
日本でいう「町内会の夏祭り」に似た素朴なものです。

昼間はミサやパレード、スポーツ大会や闘鶏、ボートレースが行われます。
みんなで集めたお金で豚などを買い、お昼ご飯が振る舞われる事もあります。

夜は教会前の広場に用意された会場でお酒を飲み、バンドの演奏、カラオケ大会などの後に、お待ちかねのディスコナイトが始まります。
娯楽の少ないこの島では、小さな子供もおじいちゃんおばあちゃんも、
ディスコナイトを楽しみにしています。

フィエスタの時は、近隣のバランガイからもボートを繰り出して人々がやって来ます。
若者たちは、年に1度の出会いのチャンスでもあるのでしょうか、
いつもよりお洒落をしてお目当ての娘を探しています。
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ディスコナイトは朝まで続きました。


朝、目が覚めると雨の音が静かに聞こえていました。
窓の外を見ると、いつもと変わらない、静かな景色が広がっていました。
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# by asiantyphoon | 2008-02-10 12:24 | 教会と躍る人たち
はじまりの詩
「珊瑚が青い海の中で人知れず輝いていた時、その傍を彼はそっと流れていきました。
長い長い旅でした。旅の途中、様々な出会いがあり、嬉しかった事、悲しかった事、楽しかった事、腹が立った事などありましたが、あまりにも長い旅でしたので、ほとんど忘れてしまいました。
夏の暑い陽射しが照りつける中、彼は自分で行き先を決めたわけでもなく、他人に言われたからでもないのですが、いまこの島の浜辺に横たわっています。
これから先の事などは考えず、いまはただ横たわっているのです。・・・」
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ブログを始めるにあたり、まずタイトルを何にしたら良いか悩みました。
ふと、本棚にあった写真家の星野道夫さんの「旅をする木」が眼に入り、
使わせてもらう事にしました。
元々星野さんも、彼の好きなアラスカ動物学の古典“Animal of the North”から引用したそうです。
ネットで検索すると他にも「旅をする木」というタイトルでブログを書いている方々がいて、
なんだか気恥ずかしい気もしましたが、同じものを使わせてもらう事に決めました。
昔から作文が苦手だったので、人様にお見せできるような文章は書けませんが、少しずつ島での生活をレポートできればと思っています。

この島に来て半年が過ぎますが、いまだに自分が海と空と島しか見えない南洋の孤島で暮らしているという事が不思議で仕方ありません。
ボーっとしていたら、知らないうちに流されてきてしまったような感じです。

いまブログを書いている部屋から出れば、すぐに砂浜が広がっています。その砂浜の中に、どこから、そしていつ流れてきたのか、沢山の流木が横たわっています。
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土の上に種が落ち、陽の光を求めて競って枝葉を伸ばし、何十年もかけてゆっくり大きくなっていったのでしょうか?
そしてある日台風に倒されたのか、その木は川を下り、海へ出て、波に揺られ、最後にこの砂浜に打ち上げられたのでしょうか?

“Animal of the North”で記されているトウヒ(マツ科の常緑針葉樹。高さが約30メートルにもなる。)の旅は、アラスカの原野の家の薪ストーブの中で終わるのですが、燃え尽きた大気の中から、生まれ変わったトウヒの新たな旅も始まっていくのだそうです。

ここでは流木は、“ボノ”と呼ばれる鉈(なた)で少しずつ切り取られ、料理をしたり、お湯を沸かすときの燃料として使われ、アラスカのトウヒと同じように新たな旅を始めます。

私もいまここにいるのは、この木と同じように長い旅の途中なのかもしれません。
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# by asiantyphoon | 2008-02-08 15:21 | はじまりの詩